PlatformIOとは何ですか?

PlatformIOとは、Pythonの力を使いGCCのコンパイル環境をOSやボードに合わせて自動生成する画期的なプログラムです。

近年、Arduinoやmbed、その他マイコンがGCCでコンパイル出来ることが増え、CPUを変えた際にリンカプログラムの書き換えが必要だったりGCC自体違うものを使用したりと 非常に大変な作業が多く、皆簡単に出来ると言い丸っと1日費やしてしまう。

PlatformIOはそんな手作業を自動化し、ビルド済みで配布する画期的な仕組みとなっている。

また、Arduinoやmbedは開発団体があり、そこに登録を行わないと開発環境は提供されないが、PlatformIOはコンパイル環境の提供であるため、 例えばカスタムボード用の環境や事業で使用するボード、性能違いピンパッケージ違いなどの細かな微調整も加工次第では対応することができる。

PlatformIOに関しては、MONOISTの以下の記事が大変判りやすく、また記事になるほど業界への影響があることが伺える。

◇ MONOIST ベンダーに染まらない「PlatformIO」 (1/3)
http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1610/31/news005.html

また、EclipseというIDEとはどう違うかという話もあるが、PlatformIOはGCCコンパイルを自動化したコマンドツールである。

そのため、勿論Eclipseで使用することも可能だが(そんなことをする人が居るはずないが)近年は、ATOMやVSCodeと言った WEB開発者向けの高品質エディタに組み込んで使うことが多い。当然ながら、エディター+コマンドで開発していくことも可能である。