Edisonへ書き込み出来ない [ write error: No space left on device ]

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1. 初めに

Edisonを触っていると、急に動作がおかしくなる瞬間がある。

自分の事象が発覚したのは、gitでhttpにpullリクエストを送った際に、DNSの処理に失敗した点だ。

多分、他にもいろんな箇所で、[ write error: No space left on device ]に引っかかると思われる。

記事を書く前にIntelのフォーラムにて書き込みを行いましたが、良い結果が得られなかったので遅れて記事を書きます。

https://communities.intel.com/thread/55388?tstart=0

2. 症状

突然、Edisonのrootディレクトリが満杯になり、Edisonの設定がうまくいかない。

write error: No space left on device

と言うエラーメッセージが出る。

  • du -sh /var/log/journal/*

をするとデカい容量を持ったlogファイルがたくさん出てくる。

3. 原因

/var/log/journal/ より先のディレクトリに、Edison起動時のログが保存されており、

起動後とに次々にファイルを作っていきます。

4. 対策(緊急)

緊急の対策方法です。まずは一回試してください。

  • rm -r /var/log/journal/*

このコマンドで、journalに保存されているlogを全部消します。

ただ、これだと再度、再起動をした際にはまたlogが作られてしまいます。

これを毎回繰り返すのもアレなので、次の暫定対策をおすすめします。

5. 対策(暫定)

journalのlogの設定を変更します。

  • vi /etc/systemd/journald.conf

開いたら、以下の箇所に変更します。

 [Journal]

 #Storage=persistent

 Storage=volatile

これで、logは毎回取りますが、増えたりしないので、一先ず安心?かなぁ。

Storageの項目をpersistentからvolatileに変更しました。

フォーラムはあまりこの方法が好きではなさそうなので、自己判断でお願いします。

6. なぜ起きたのか

どうもね、Intelのエンジニアの方が、Edisonの終了時と起動時の情報を取得したかったそうで、

OS終了→log保存→OS起動→別名log保存→確認

と、するための機能なのかな。

英語がね・・・辛いのでね・・・

7. 今後について

一先ず、上の方法で自分は解決しましたが、今後FWのアップデートに織り込むかどうかは不明です。

当分、そのままで行くかもしれません。もしくは別の箇所に実はバグが・・・とかあるかも。

知らないうちに解決されているかもしれません。

今後もフォーラムのチェックを行っていきますが、どうなることやら・・・

https://communities.intel.com/thread/55388?tstart=0

あと、自分の解析手法もどこかでまとめたいなぁ~

ではでは。




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初版:2014/10/28
作成者:Yuta kitagami
連絡先:kitagami@artifactnoise.com
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